去年のアメリカ大統領選で、トランプ氏に敗れたカマラ・ハリス氏が、民主党の内実を赤裸々に語る本を出版し、「バイデン氏が再選を目指したのは無謀だった」と記しました。

 著書でハリス氏は、バイデン氏が途中で選挙戦を撤退するかどうかをバイデン氏本人と妻に判断させたことについて触れ、無謀で「個人的な決断以上のものにすべきだった」と記しています。

 ただ、ハリス氏自身が撤退を促すと、大統領を狙う野心家と捉えられるため「バイデン氏に上手く撤退を促せなかった」と反省の弁をつづりました。

 また、ハリス氏は公開討論会に臨む直前、バイデン氏から電話で「党内の有力者に私の批判をしていないか」と問い詰められたとも明かし、民主党内の権力争いを批判しました。

 今後の政界復帰については明言していません。