フランスのマクロン大統領が国連総会で演説し、ロシアによる侵攻を受けているウクライナについて「領土を取り戻す必要がある」と訴えました。

 マクロン大統領は23日、ニューヨークで開かれている国連総会で演説し、ロシアによる侵攻を受けているウクライナについて「自らの領土、子どもたち、未来を取り戻す必要がある」と述べました。

 そのうえで「ロシアを国際秩序に押し戻す必要性を理解しているすべての人々と一緒に、ウクライナと共に立ち続けなければならない」と訴えました。

 ロシアのウクライナへの攻撃で、民間人が多く犠牲になっていることについては「平和を選べることを証明するべきだ」と指摘しています。

 また、22日の演説で発表したパレスチナの国家承認について「平和に向かう取り組みだ」と述べ、人質の解放や停戦、ハマスの武装解除のほか、イスラエルとパレスチナが相互に国家承認する必要性を訴えました。