長野県中野市でおととし、散歩中の女性2人と警察官2人が殺害された事件の裁判員裁判で、検察側は被告の死刑を求刑しました。

 殺人などの罪に問われている青木政憲被告(34)は、これまで一貫して黙秘を続けています。

 弁護側は統合失調症による心神耗弱状態での犯行だと主張してきましたが、検察側は論告で「結果は誠に重大で、他に類を見ないほど悪質な犯行」などとして死刑を求刑しました。

 判決は来月14日に言い渡される予定です。