宮城県栗原市はクマによる被害を防ぐため、18日に緊急対策本部を立ち上げクマを捕獲した際の謝礼金を引き上げる費用などとして、7000万円余りの補正予算を計上しました。

 栗原市では10月3日、山菜採りのグループがクマに襲われ女性1人が死亡しもう1人の女性が行方不明のままです。

 クマの被害対策として7270万円の専決補正予算を計上し、クマを捕獲した際の謝礼金を1頭当たり5000円から2万円に、見回り活動の謝礼金を1日当たり1500円から6500円に引き上げます。

 クマを寄せ付けないために伐採する柿や栗の木を550本と想定し、その費用として約2000万円を充てます。

 佐藤智栗原市長「本日決定したこの対策事業を速やかに実行することが、一番だと思います」

 栗原市では2025年に397件のクマの目撃があり、過去最多の88頭が捕獲されています。