様々な民族資料を通して宮城県の漁業を紹介する展示会が、石巻市で開催されています。
石巻市博物館で開催中のる企画展は川から磯、近海から遠洋へと続く4部構成で約70点の民俗資料が展示されています。
このうち川のコーナーでは、サケを取る道具ヤスや、卵をつかみやすいよう先端が輪っか状になったサケのふ化事業で使う道具などが展示されています。
近海のコーナーに展示さているカンバンと呼ばれる着物は、かつて船主が大漁を祝って船員に送り船員らはこれを着て神社を参拝し、その後も大漁が続くよう祈願したということです。
学芸員佐藤麻南さん「普段なかなか展示されない資料がたくさん出ていますので、民族資料の面白さとかを体感していただければと思います」
宮城の漁業展は、宮城県7つの会場で同時期に開催している企画展、宮城に生きる民俗の1つで、12月14日まで開催されています。