宮城県石巻市の離島、網地島で栽培されたサツマイモがふるさと小包として全国に出荷されました。

 石巻市の網地島では2日、関係者などが集まり網地島産のサツマイモ紅はるかの出発式が行われました。

 網地島では古くからサツマイモが栽培されていて、保存食の干し芋などとして親しまれてきました。

 苗を植えてから約2カ月間、ほとんど雨が降らなかったため苗が枯れるなどの影響があり、収穫量は前年の半分ほどでした。

 それでも潮風を浴びて育ったサツマイモは、甘くてしっとりした出来になっているということです。

 F・Cファームあじしま高橋聖公代表「収穫量が前年の約半分という本当に残念な結果ではあったんですけども、そういう中で出発式ということで、また皆様にお届けできるということが大変うれしく思ってます」

 式の後にはサツマイモを運ぶ車が船に載せられ、全国に向けて発送されました。

 網地島産のサツマイモは、石巻市の郵便局などで3月27日まで申し込みを受け付けています。