8日、宮城県七ヶ浜町のスクラップ置き場で起きた火災で、警察と消防は9日に実況見分を行いました。その後の取材で今回の現場では過去にも5回、同様の火災が発生していたことが分かりました。

 8日午前5時50分ごろ、七ヶ浜町遠山のスクラップ置き場で火災が発生し、約12時間半後に消し止められました。けが人はいませんでした。

 この火災で、敷地約525平方メートル、破砕前の金属類約1800トンが焼けました。出火の原因は分かっていません。

 川村彩音記者「火災から一夜空け、現場には実況見分のため消防や警察が入っていきます」

 現場は鉄くずなどの再生資源を買い取りリサイクルを行う会社の工場とみられ、9日に警察と消防、宮城県が実況見分を行いました。

 宮城県によりますと、今回の現場では2022年12月から2025年7月までに同様の火災が5回発生していて、県や消防がモバイルバッテリーなど発火しやすいものは分別を徹底させるなどの行政指導を行ってきました。

 近隣住民「役場の方でも注意はしてるんでしょうけども、どうなってるんでしょうねえ。とにかく怖かった」

 宮城県や警察では、当時の状況や管理体制について会社に聞き取りをして、出火原因の特定や今後の指導に生かしていきたいとしています。