絶滅危惧種イヌワシの野生復帰を目指し、宮城県南三陸町で動物園生まれの幼鳥が放されました。動物園で生まれたイヌワシを野生に放つ取り組みは、全国で初めてです。

 18日午前、野生復帰を目指す協議会がかつての生息地である翁倉山周辺に設けた飼育小屋から、イヌワシが飛び立ちました。

 放鳥されたイヌワシは、3月に東京都の多摩動物公園で生まれた雌です。

 南三陸地域イヌワシ生息環境再生プロジェクト協議会鈴木卓也会長「ほっとしています。子どもの頃にイヌワシの姿を見て感動して、地域の誇りと思って生きてきた1人ですので、今の子どもたちに是非見せてあげたいですし、それが将来にわたって南三陸の山にはイヌワシがいるんだよということを自慢していける地域になってほしいと思います」

 協議会によりますと、イヌワシの幼鳥が野生で生き抜く確率はかなり低いということで、今後はメンバーが幼鳥に取り付けた小型発信機を使って観察などを続け、成長を見守っていくということです。