遺骨の写真から生前の似顔絵を作成する技術を伝える講習会が、宮城県警で開催されました。

 東日本大震災をきっかけに2012年から毎年開催されている講習会には、鑑識課や宮城県の警察署に勤務する警察官8人が参加しました。

 講師を務めたのは、鑑識技能伝承官の安倍秀一さんです。震災後には遺骨から93人の似顔絵を描き、このうち身元判明の決め手となった方は24人に上りました。

 参加者は遺骨の写真から生前の顔の肉付きや目や唇の形状など多くの情報を得られることを学んだ後、実際に写真を見ながら似顔絵を描いていきました。

 鑑識技能伝承官安倍秀一さん「段々年を取っていくにつれて、顔の膨らみも違ってくるし、しわも増えてくる。普段から観察していただいて、自分の描くための部品として引き出しに多く持っていて欲しい」

 宮城県警では、東日本大震災で身元の分かっていない6人の遺骨を保管していて、そのうち3人の似顔絵を公表しています。