宮城県の多くの小中学校では、25日から授業が再開されます。夏休み明けは、学校に行きたくないと感じる子どもが増えやすい時期でもあります。
宮城県岩沼市にある遊び場、ミーナで聞きました。
子ども「作文が終わってない。学校始まるのは楽しみ」「休みがめっちゃ続いているから、終わってほしくないな」「学校は休み時間に友だちと遊んでいる時とか、友だちの誕生日をお祝いする時とか楽しい」
保護者は、子どもの小さな変化に気付こうと工夫をしています。
保護者「お友だちとの関係性をあまり口出ししない。悩み事があるなら言えるような環境を、きょう何があった?とかは声を掛けるように心掛けています」「行きたくない理由をきちんと話してもらえれば、親なりに子どもをサポートできるのかなと思うんですけど。気軽に話せるような関係でいられたらなと思っています」「常にコミュニケーションを取って少しの変化を見逃さないようにしてあげることが、親も子も不安がなく過ごせるんじゃないかなと思います」
夏休み明けは子どもたちにどんな変化が起きやすいのか、不登校の子どもや親のサポートなどをしている仙台市教育支援センターの所長で、元中学校教諭の藤島玄介さんに話を聞きました。
仙台市教育支援センター藤島玄介所長「実際には子どもたちの声を聞く限りは、ようやく学校に来た、もしくは学校になかなか行けなかったということがありました。なかなか足が向かない、気が重くなるという子が多くなるという印象があります」
藤島さんによりますと、休み明けに気が重くなる理由の1つが生活リズムの乱れです。
休み中に夜更かしをしたり朝遅く起きたりしていると、学校のリズムに戻すことが億劫になります。
授業についていけるか不安に思う気持ちや、友だちとの人間関係などの心配やプレッシャーもきっかけになりうるということです。
仙台市教育支援センター藤島玄介所長「休み中に子どもたちが他の友だちと遊んだりとか、学校に戻る心のエネルギーがたまっていれば学校に戻ることは大丈夫だと思いますけど、逆に休み前になかなかうまく友だちと関係を作れなかったりとか不安があった場合は、そのエネルギーがたまっていない状態ではないかと思っています」
保護者や周囲の大人は、どういうことに注意したら良いのでしょうか。
気をつける3つのサインです。
1つ目は、いらいらすることが増えたり表情が暗く元気がなかったりという、心理面のサイン。
2つ目は、学校や友達との話題を避けたり部屋に閉じこもったりする、行動面のサイン。
3つ目は、腹痛や頭痛、吐き気を訴えるなどの、身体面のサイン。
サインに気が付いた時、どのようなサポートができるのでしょうか。
まずは、生活リズムを整えること。学校に行く時間に合わせて起きた、メリハリをつけて過ごしたりする日を増やして、学校モードに体を戻すことを心掛けましょう。
次に、安心感を持ってもらうこと。登校を強く勧めたり、無理に行かせようとしたりすると行きたくないという気持ちの状態が長期化する可能性があります。
そのように感じているんだねと、子どもの気持ちを受け止めましょう。
藤島さんによりますと、子どもたちは安心感を感じることでそこが居場所と感じ、新たなチャレンジができるようになるということです。
読書や工作、音楽やゲームなど本人が興味を持てることをやらせてあげることも安心につながるそうです。
仙台市は、仙台市多様な学び相談ダイヤルを開設していて、登校への悩みを抱える子どもや保護者の相談を受け付けています。
電話番号は022−725−2595です。
月曜・水曜・木曜・金曜は午前9時から午後5時半まで、火曜・土曜は午前9時から午後5時まで相談を受け付けています。
どのような悩みでも構わないので、少しでも不安に感じることがあれば気軽に活用してほしいと呼び掛けています。