今年のノーベル物理学賞が発表され、アメリカの大学のフランシス・ハルツェン教授(82)が選ばれました。
ハルツェン教授は南極に作られた観測施設「アイスキューブ」での国際プロジェクトを主導し、宇宙から届く超高エネルギー「ニュートリノ」を世界で初めて捉えることに成功しました。
ニュートリノとは物質を形作る最小単位「素粒子」の1つです。
南極の地下に5000個以上の光センサーを埋め込み、広大な氷河を天然の検出器として活用することで、目には見えないニュートリノが氷の原子核などと衝突した際に生じる光を捉えました。
澄み切った氷の性質を生かすことで、従来の水槽実験を超える大規模なニュートリノ観測を実現させています。
日本からは唯一、千葉大学がこのプロジェクトに参加しています。
ハドロン宇宙開発国際センター長 吉田滋教授 「アイスキューブの一員として誰も見たことのない宇宙を垣間見ることができた。それ自体の達成感は今でもあります」