フランスで約500店舗のスーパーマーケットがサイバー攻撃を受けて冷蔵設備の温度が異常に上昇し、食品の大量廃棄や機器の発火トラブルなどの被害が出ています。

 フランスで12日、大手食品小売業者のネットワークに接続された冷蔵設備を狙う大規模なサイバー攻撃が発生しました。

 ハッカーによって冷蔵設備の温度が50℃まで上昇し、食品の損失に加え、機器が発火したという報告もあるいうことです。

 地元メディアによりますと、被害はフランス各地に広がり、大手スーパー「インターマルシェ」の約300店舗のほか、「カルフール」や「モノプリ」など合わせて500店舗ほどに上るということです。

 インターマルシェを運営する企業は、食品の安全性を確保するために影響を受けた生鮮食品をすべて廃棄したとしています。

 パリ検察庁は「大規模なサイバー攻撃」として本格的な捜査を始めました。

 フランス政府は同じシステムを使用する事業者に対し、機器をインターネットから切断するか、厳格なアクセス制限を実施するように緊急で呼び掛けています。

 また、他の国にも被害が広がっている可能性があるとして、ヨーロッパ各国と連携し、被害の範囲や原因の解明を進めています。