イオンが決算会見を行いました。先週、イオン傘下の企業がスーパー100店舗の閉店を発表するなか、業績をどのように話したのでしょうか。

イオン 四方基之副社長 「中東情勢に伴うコスト上昇や消費者による節約志向の強まりなど、食品小売り事業にとって厳しい環境が続きました。しかしながら苦戦の要因は外部要因だけではなく、当社が行った価格政策や販促施策は十分に機能しなかった点もあったと認識」

 13日、イオンは中間決算でスーパーなどを運営する小売り事業で営業損益が赤字になると発表し、苦戦が浮き彫りとなっています。

 こうしたなか、イオン傘下のU.S.M.H(ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス)が2030年までに約100店舗を閉店すると発表しました。大量閉店の理由は何なのでしょうか。

 U.S.M.Hには「マルエツ」や「いなげや」「カスミ」、マックスバリュやダイエーなどを抱える「イオンフードスタイル」があり、先月末時点で760店舗に上ります。

 しかし、その3割の店舗では経営が厳しく、3月から8月営業赤字は約33億円に上ったということです。

 東京・大田区にあったイオングループのスーパーマーケットは6月に閉店。現在は建物も残っていません。駅に近く、周囲に大きなスーパーもない立地での閉店に地元の人は…。

近隣住民(40代) 「(以前は)マックスバリュで品ぞろえ豊富で、すごく良いお店だった。自宅と職場の間にあったところがなくなってしまったから、すごく不便」

 影響が大きい100店舗の閉店。その理由について、井出社長は「想定以上にインフレが厳しかった」としています。特にトレーなどの資材や原材料価格が上昇し、売上が計画通りにいかなかったということです。

 現在、スーパーではインフレや賃金上昇など取り巻く環境は厳しくなっています。価格が売りのドン・キホーテなど異業種からの参入もあり、首都圏に進出も間近とされています。

 消費者がスーパーを選ぶうえで重視するものは何なのでしょうか。

40代の人 「(Q.スーパー選びで重視するものは?)(中規模店舗は)それなりの量もあるし、色々なグラム・値段があって選べる」

80代の人 「(Q.スーパー選びで重視するものは?)やっぱり安さ。うちなんか食べるから安い方がいいかな」

 こうしたなか、U.S.M.Hが新たな武器として展開しているのが…。

 古い店舗を閉店する一方で今後、増えそうなのが生鮮に力を入れた300坪程度の新業態のスーパーです。

 都市部にある中規模の店舗については生鮮品や総菜を強化した形にリニューアル。古い店舗を閉店させる一方で、新たに50店舗を作るということです。