急速に進化するAI(人工知能)ですが、テレビなどの家電を乗っ取り、自ら増殖する恐れがあるなど脅威が迫っているといいます。来日しているアメリカの開発企業のトップがAIの危険性、そして未来について語りました。

■AI“家電乗っ取り”リスクも

 14日もまた、300万件以上ものメールアドレス流出の恐れが明らかとなりました。

 大阪府箕面市のIT関連会社「アルカディア」によりますと、自治体向けに防災情報などを提供するシステムに第三者による不正アクセスが発覚。

 個人のメールアドレス最大約313万件と電話番号10万件余りが漏洩(ろうえい)した可能性があるということです。

 また、格安小売店の「アエナ」ではアプリ会員情報、最大約81万人分が流出した可能性があるなど、不正アクセスによる被害が一向に収まりをみせません。

 そんななか、アメリカAI開発企業「アンソロピック」の共同創業者が都内で会見を行い、相次ぐサイバー攻撃にAIが使用される可能性について答えました。

アンソロピック共同創業者 ジャック・クラーク氏 「攻撃者が何らかのAIツールを使用している可能性が推測されるが、(AI)が自律的に攻撃を行っている証拠は確認していない」

 アンソロピックのAIによって新たな酵素が発見されるなど、人工知能に無限の可能性が見出される反面、世界中で懸念されているのは「AIの暴走」です。

アンソロピック共同創業者 ジャック・クラーク氏 「車を運転する時、どうすれば安全に運転できるか。ライトはリサーチにあたります。そして、メーター類は安全性のテストなどです。もしそれがなければ、もっと多くブレーキを踏む必要がある」

 アンソロピック社でも12日、AIの実験結果を公表。

 あるAIがネットにつながる家電などに自らを複製して増殖する能力を持つ可能性があり、それは数カ月以内に起こり得るかもしれないとのことです。

アンソロピック共同創業者 ジャック・クラーク氏 「自動車、飛行機、食品の安全性については世界中で試験制度が整備されています。AIにおいても同様の枠組みを明確に構築していく必要があります」