「ニデック」によるTOBを巡るインサイダー事件で、東京地裁は会社役員の男に懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

 松木悠宣被告(45)は、知人で証券会社「三田証券」の元取締役・仲本司被告(52)らとともに、おととし9月から12月にかけて、「ニデック」による工作機械メーカーへの株式公開買い付けの未公表情報を知り、インサイダー取引をした罪などに問われています。

 これまでの裁判で松木被告は「間違いありません」と起訴内容を認めています。

 16日の判決で、東京地裁は「常習性は相当に強く、運用規模も大きい」と指摘しました。

 そのうえで「私欲のために規制を軽視し、市場への信頼を失わせた相当に悪質な犯行」として松木被告に懲役4年6カ月、罰金1000万円を言い渡しました。