奈良時代から平安時代にかけて東北の政治や軍事の中心だった、宮城県の多賀城の中心で政務や儀式などが行われた政庁の復元整備について、県民向けの説明会が初めて開催されました。

 奈良時代の724年に創建された多賀城は、当時の役所の陸奥国府が置かれ東北の政治や軍事の中心として栄えました。

 宮城県は7月、多賀城の中でも最も重要で、政務や儀式などが行われた政庁を復元する事業方針をまとめました。

 復元について、県民向けの初めての説明会が仙台市青葉区で開催されました。

 宮城県の担当者が、復元整備の総事業費は約110億円で12棟ほどの建物や門など最も栄えた8世紀後半の政庁を全て実物大で復元することなどを説明しました。

 参加者からは、整備に関する否定的な意見はなく具体的な復元方法やガイドの育成についてなど多くの質問が出ました。

 宮城県文化財課佐藤憲幸課長「参考になるご意見がたくさんありましたので、今後の計画を進めていく中で是非生かしていきたい」

 宮城県は、有識者による審議を経て2027年度から基本設計や基盤整備を行い、2049年度の供用開始を目指すことにしています。