コロナ禍で打撃を受けている飲食店を支援するとして、宮城県職員が率先して感染対策について認証を受けた店で歓送迎会を開くキャンペーンを始めました。

 村井知事「おめでとう。乾杯」

 29日、村井知事は自ら仙台市青葉区一番町の日本料理店を訪れ、県職員と懇親会を開きました。

 第6波の感染拡大を踏まえ、県は2月1日から「認証店おうえん食事券」の利用自粛を呼びかけていましたが、県は29日に自粛要請を解除し、利用期間を4月末まで延長しました。

 これに合わせ約4000人の県知事部局の職員が率先して会食し、認証店を応援するということです。

 「人数に制限はないんですね。1テーブル4人以内で会食をしていただければ30人でも40人でも会食をできますので、とにかくみんなで歓送迎会をやっていただいて、飲食店を応援していただきたいなと思います」

 また、県は4月10日までを再拡大防止期間と定め、飲食店に対し客のマスク会食の徹底や1テーブル4人までの人数制限などを求めています。

 需要喚起策に踏み込む村井知事の方針に対し、仙台市の郡市長は感染者数の高止まりなどを理由に時期尚早との見方を示しました。 郡仙台市長「いろんな面で保健所業務も対応も大変ですし、自宅で療養されている方々の支援等もございます。そういう中でなかなか知事がおっしゃるような対応をそれー、という風に皆さんにお話をするのは、なかなか私自身としては難しいかなと思っているところです」