宮城県対がん協会が実施している乳がん検診の受診者が200万人を突破しました。今後も積極的な受診を呼びかけていくということです。

 宮城県対がん協会では、1977年から検診センターや検診車で乳がん検診を実施しています。15日に村田町で行われた検診で200万人に達し、現地で記念の式典が開かれました。

 2018年のデータでは、生涯に乳がんを患う女性は9人に1人と推定されています。

 早期発見、早期治療が重要ですが、コロナ禍で検診の受診者が減ったことが全国的に問題となっています。

 2019年度と比べた場合の減少率は、2020年度は全国平均が27.2%、県内が8.3%、2021年度は全国が9.9%、県内が3.5%でした。

 県対がん協会では、自治体と密に連携し広報活動に力を入れたことで受診者の減少を抑えられたとみています。

 宮城県対がん協会下瀬川徹会長「日本の女性のがんの中では最も罹患率が高い病気ですし、自分の命を守ることを大切にしてぜひがん検診を受けていただきたい」