28日の宮城県内は、午後になると日差しとともに気温が上がり30℃を超えた地域もありました。29日は更に暑くなる見込みで、35℃以上の猛暑日となる所もありそうです。仙台管区気象台は、熱中症のリスクが高くなるとして対策を呼び掛けています。

 28日の県内は、南からの暖かい空気が流れ込んだ影響で午前中から気温の高い状態でしたが、午後になり晴れ間が出ると日差しとともに更に気温が上昇しました。

 最高気温は午後5時の時点で、丸森で33.6℃、新川で31.9℃、気仙沼と古川で31.6℃、仙台で31.5℃などと19地点のうち13地点で真夏日となりました。雨上がりで湿気が多く蒸し暑くなりました。

 仙台市民「じめじめして、からっとするような暑さじゃなくて、なんかちょっと過ごしにくいなって感じはします」「ちょっと不快ですね。湿度ですかね。湿度が高いんで、もあもあするというか、蒸しっとするというか」

 消防によりますと、県内では午後4時時点で7人が熱中症と見られる症状で病院に搬送されました。このうちの1人は大郷町の90代の女性で、
屋内にいたということです。

 県内は25日から気温の高い日が続いていますが、29日は更に気温が上がるとみられています。

 29日の予想最高気温は、仙台と丸森で35℃、石巻や気仙沼、大衡、鹿島台など広い範囲で34℃となっていて厳しい暑さが続く見込みです。

 仙台管区気象台は熱中症の危険性が高い状態が続くため、健康管理に注意を呼び掛けています。