去年5月の地震で被災し休業していた宮城県女川町の温泉施設が21日、約1年4カ月ぶりに営業を再開しました。

 JR女川駅に併設されている温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」は、去年5月に発生した地震で、浴室や休憩所の窓ガラスが割れ、そのガラスの破片で利用客2人がけがをしました。

 町では、柱の補強やガラスに飛散防止フィルムを貼ったり、窓の一部をアクリル板に変更したりするなど、約4900万円をかけて改修工事を行いました。

 記念セレモニーでは、地元伝統の獅子舞などが披露され、再開を待ちわびた多くの利用者を歓迎しました。

 須田善明女川町長「この場を大好きで使っていただく皆さん、ファンの方も多かったので、本当にお待たせしたという感じです」

 早速、多くの人たちが、1年4か月ぶりの温泉を楽しんでいました。

 利用者「やっぱり集いの場というか憩いの場というか建物もきれいですし、末永く続いてほしいと思いますね」