仙台市全域で、4月3日からハンガーや歯ブラシといったプラスチック素材100%の製品を、容器包装と同じ指定袋で回収する一括回収が始まりました。

 仙台市ではこれまで、プラスチック製の容器包装に限って専用の袋に入れて回収していて、ハンガーなどのプラスチック製品は焼却処理していました。

 地球温暖化対策の一環として焼却するごみを減らすため、4月3日から仙台市全域で容器包装以外のプラスチック類も一括して回収します。

 回収したプラスチックはリサイクル施設に運ばれ、プランターなどの新たな製品に生まれ変わります。

 4月3日、早速ハンガーなどが出されていた一方で、住民からは出せるものの基準が分かりにくいという声も聞かれました。

 仙台市民「知ってますが全部はちょっとまだ分かってない」「今まで汚れてたら家庭ごみだったのが、全部プラスチックごみに入れられる。それでもそのまま入れていいのかどうかというのがちょっと分からなくて」

 仙台市環境局廃棄物企画課向井晃之課長「汚れているものは、家庭ごみの方に入れていただいているケースが多かったかと思います。汚れが多少残りましても赤い袋、プラスチック資源の袋の方に入れていただければと思います」

 一方、おおむね30センチを超える大きさの物は粗大ごみとなります。

 また、洗濯ばさみやバインダーなど金属を含むものや、ライターやモバイルバッテリーなど発火やケガの危険があるものは収集の対象外となるため、仙台市では注意するよう呼びかけています。