仙台市消防局は、27日に青葉区で救急車の鍵の取り違えで出動できず現場到着が14分遅れたこと明らかにしました。搬送された80代の男性は死亡しました。

 仙台市消防局によりますと27日午前7時半ごろ、青葉区の80代男性が自宅内で意識が無い状態で見つかり、発見した近くに住む人が119番通報しました。

 宮城消防署が救急出動の要請を受け、40代の隊員が別の救急車の鍵を持ち出したためエンジンがかからず故障と判断し、別の救急隊に出動を依頼したということです。

 別の救急隊が出動したことで現場到着は約14分遅れ、搬送された男性は死亡が確認されました。

 搬送先の医師は「救急車の遅れと死亡との因果関係は無い」との見解を示しているということです。

 宮城消防署では今後、鍵の取り違えがないよう車両と鍵の色をシールで統一するなど再発防止策を徹底する方針です。