宮城県名取市の県立精神医療センターを富谷市に移転させる県の4病院再編構想について、障害者らの団体が名取市長に対しセンターを移転しないよう県に働き掛けるよう申し入れました。

 市民団体は申し入れの中で、50年かけて作られた精神障害者の生活環境が、医療センターの移転で無くなるのを避けてほしいなどと訴えました。

 精神障害者のくらしと医療を考える仙南ネットワーク小泉潤代表「総合病院が来るから良かったではなくて、無くなって困る方がいらっしゃるわけですから、困っている人に寄り添うことを考えていただきた」

 申し入れに対し山田司郎名取市長は「市民の不安や疑問などは、引き続き県に伝えていきたい」と答えました。