今シーズン初めての稲の生育調査が、宮城県各地で行われました。春先から天候に恵まれたこともあり、順調に生育しているということです。

 大崎市田尻の田んぼでは、県の担当者が5月3日に田植えをしたひとめぼれの草丈や葉の数などを調べました。

 調査の結果、草丈が平年より0.1センチ短い25.4センチ、葉の数が0.4枚少ない4.8枚、1平方メートル当たりの茎の数が5.5本多い115.9本と順調に生育していることが確認されました。

 美里農業改良普及センター酒井球絵技術主任主査「極端な天候ではなく順調に苗が育ちましたので、根付きが良くなっていて順調な生育となっております」

 県では稲の生育を促すために2センチから3センチほど田んぼに水を張る浅水管理の徹底や、いもち病予防のため植え残した苗を田んぼに残さないことなどを呼び掛けています。次回の調査は、10日に行われます。