沖縄県のアメリカ軍嘉手納基地で陸上自衛隊が処理作業にあたっていた不発弾が破裂した事案について、林官房長官は、けがを負った隊員の命に別状はなく、地域への被害もないと明らかにしました。

林官房長官 「陸自隊員4名がやけど等のけがを負ったものの、いずれも命に別状はなく、現在までのところ周辺地域への被害は確認されておりません」

 林長官によりますと、不発弾処理隊が回収した不発弾の状態を確認していたところ、破裂したということです。

 事故の原因については防衛省が調査しています。

 また、林長官は、事故発生直後には沖縄防衛局と陸上自衛隊の双方から関係自治体への情報提供を行ったと説明しました。

 そのうえで、戦後80年を迎える今もなお沖縄県には多くの不発弾が埋まっているとして「計画的な探査発掘の支援や不発弾の処理を着実に行っていく」と強調しました。