コメの価格高騰対策を巡り、野党議員が「政府は輸入に舵(かじ)を切った」と主張したことに対し、小泉農林水産大臣は4回にわたって反論し、訂正を求めました。

立憲民主党 横沢参院議員 「主食のお米を何時間も並んで買わなきゃいけない事態になっている。そして小泉大臣は『コメの輸入へと舵を切る』と発言されました」

小泉農水大臣 「先ほど横沢先生から『政府が輸入に舵を切った』と言われましたけれども、舵を切っていません」

立憲民主党 横沢参院議員 「『政府は輸入に舵を切った』って言ったんじゃなくて、小泉大臣が会見で輸入に言及されたという意味で発言をしたわけでございます」

小泉農水大臣 「『舵を切った』ということは全く言ってませんので、『舵を切った』という発言を訂正していただきたいと思います」

 立憲民主党の横沢議員は小泉農水大臣から再三、発言の訂正を求められましたが、質疑を続けました。

小泉農水大臣 「改めて『舵を切る』って発言してませんので、ここはこの委員会中に、テレビ入りですから、こうやって今の時代どんどんどんどん先生の発言だけが流れましてね、本当に困ったことになるんで、ぜひ訂正は忘れずにお願いいただきたいというふうに思います」

立憲民主党 横沢参院議員 「会見で輸入に対しては言及したというところで、『舵を切った』っていうのは、まずは訂正だということであります」