アメリカの半導体大手エヌビディアの時価総額が一時、4兆ドル=日本円でおよそ590兆円を超えました。4兆ドルの大台に乗せた企業は世界で初めてです。

 1993年に設立されたエヌビディアはAI=人工知能の開発に不可欠な先端半導体の分野で圧倒的なシェアを誇り、株価は記録的な上昇を続けています。

 去年2月には時価総額が2兆ドルを超え、その後、6月に3兆ドルを突破したのちマイクロソフトを抜いて世界トップとなりました。そして、9日、世界で初めて4兆ドルを突破しました。

 世界中でAIを巡り開発競争が激化するなか、エヌビディアに対する業績拡大への期待感が高まっていて、アメリカメディアによりますと、2028年までに時価総額が6兆ドルに達する可能性があるとの予測も出ています。