2021年、都内の地下駐車場で作業員4人が二酸化炭素中毒で死亡した事故を巡り、書類送検された現場責任者の男性について、東京地検は不起訴処分としました。

 2021年4月、東京・新宿区のマンション地下駐車場で消火設備から二酸化炭素が噴射し、天井板の張り替え工事を行っていた作業員の男性4人が死亡し、1人がけがをしました。

 作業前に消火設備の作動に関して注意喚起を怠ったなどとして警視庁は去年11月、現場の責任者だった61歳の男性を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。

 この男性について、東京地検は今月17日付で不起訴処分としました。

 処分の理由については明らかにしていません。