夏休みシーズンで多くの観光客が訪れている韓国・ソウルでぼったくりなど違法行為を行うタクシーの根絶に向けた取り組みが集中的に行われています。
ソウル市の繁華街・明洞(ミョンドン)では22日、市の職員らが近い距離での乗車を拒否したタクシーの呼び止めや、タクシーを降りた観光客に不当な料金を請求されなかったかの確認などをしました。
韓国を訪れる外国人観光客は今年6月までの半年で724万人で、過去最多だった2019年の約1400万人に迫る勢いです。
そうしたなかで、外国人観光客を狙ったいわゆる「白タク」など違法行為を行うタクシーが問題となっています。
今年は6月までに近距離での乗車を拒否するタクシーが109件、空港から市内までの乗車でいわゆる「ぼったくり」料金を請求するタクシーが139件確認されました。
日本人観光客 「あったことあります。メーターがついてなくて、そのまま着いてから値段を言われて。メーターなんですか?って言ってもメーターを隠してて言ってくれないみたいな」
今回の集中取り締まりはソウル駅や江南(カンナム)周辺なども対象となっていて、10月まで約100日間実施されるということです。