中国では3日、ロシアのプーチン大統領や北朝鮮の金正恩総書記も出席して、抗日戦争勝利80年の軍事パレードが実施されます。北京から報告です。

 (井上桂太朗記者報告)  軍事パレードに出席する北朝鮮の金正恩総書記は2019年1月以来6年ぶりにまもなく北京に到着します。

 金総書記が訪問するとみられる北朝鮮大使館周辺は、1日すでに厳重な警備体制が敷かれていました。

 ロシアのプーチン大統領も1日夜北京に到着していて、中国メディアによりますと、まもなく習近平国家主席と会談するということです。

 ウクライナ情勢などについて協議するとみられます。

 軍事パレードは日本時間の3日午前10時から天安門広場で開かれます。

 パレードには無人機などすべて国産の兵器が登場する予定で、軍事力を見せつけ、強い中国を誇示したい狙いがあります。

 また、中ロ朝の3首脳が並ぶことで、トランプ政権を念頭に結束力をアピールしたい思惑もありそうです。

 今年は抗日戦争勝利80年を記念した映画が公開されるなど、反日感情の高まりも懸念されています。

 日本人学校がオンライン授業になるなど、日本人社会にも影響が出ています。