中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が北京で会談し、アメリカのトランプ政権を念頭に両国の戦略的な関係を強化させていくことで一致しました。
国営の新華社通信によりますと、習主席とプーチン大統領は2日午前、人民大会堂で会談した後、少人数で昼食をともにしました。
会談で習主席は「両国の重大な関心事項で迅速に協調する」と述べ、ウクライナ侵攻や関税などで圧力を強めるアメリカを念頭に連携を強化する姿勢を示しました。
プーチン大統領は、両国関係は「歴史上最高のレベルだ」と指摘し、「戦略的な協力を維持していきたい」と応えたということです。
先月31日に訪中したプーチン大統領は3日の軍事パレードにも出席するなど、ウクライナ侵攻中に異例の長期国外滞在となります。