■事故直前“無灯火の車”が…

 橋の上で見つかった、欄干から運転席が飛び出した大型トレーラー。黒い車と接触したといいます。

 50歳のトレーラー運転手が65メートル下の海で発見され、その後、死亡が確認されました。一体何があったのでしょうか。

 13日午前3時、長崎市の女神大橋を大型トレーラーが走行していました。

 すると突然、目の前に現れたのは止まっている黒い車。トレーラーは黒い車に衝突、はずみで中央分離帯を乗り越え、反対車線の欄干を突き破って止まったのでした。

 事故の原因の1つとみられるのが…黒い車の無灯火です。

 事故から1時間半後の橋の上です。道路を照らす照明はありますが、かなり暗いのが分かります。

 そんな橋の上で、黒い車がライトをつけずに止まっていたというのです。橋は駐停車禁止でした。

 警察はトレーラーが黒い車に気付くのが遅れ、よけきれなかった可能性があるとみています。

 関係者によると、黒い車の22歳の男性は当時、交際相手と電話をしていたといいます。男性は自力で脱出し、大けがをしましたが、命に別状はありませんでした。