東京・練馬区のアパートのごみ箱に出産後すぐの赤ちゃんを遺棄して殺害しようとした罪に問われている女が、初公判で起訴内容を認めました。

 北川望歩被告(23)は去年、練馬区羽沢のアパートでごみ箱に乳児を遺棄して殺害しようとした罪に問われています。

 24日、東京地裁で開かれた初公判で、北川被告は起訴内容を認めました。

 検察側は、冒頭陳述で「風呂場で赤ちゃんを産みカミソリでへその緒を切ったうえ、生死を確認せずにタオルでくるみ、ビニール袋に入れてゴミ箱に捨てた」と指摘しました。

 弁護側は「相談できる人がいない孤立出産で、パニックになり適切な判断ができなかった」「男児の泣き声を聞いておらず、死んでしまったと思っていた」と主張しています。