パレスチナ自治政府のアッバス議長が国連総会にビデオ演説で臨み、パレスチナ国家の承認の動きに続くよう各国に訴えました。

 国連総会の一般討論演説では25日、事前に収録されたアッバス議長のビデオ演説が流されました。

 アッバス議長はパレスチナ国家を承認した国々に感謝したうえで、「まだ承認していないすべての国に国家承認を強く求める」と述べました。

 イスラエルによるガザ地区での攻撃に関しては、「20世紀と21世紀における最も恐ろしい人道的悲劇のひとつ」と非難しました。

 一方で、イスラム組織「ハマス」には武器を引き渡すよう求め、ガザ地区の統治には関与させないと強調しました。

 アッバス議長らパレスチナの代表団は、トランプ政権がビザの発給を拒否したため出席がかないませんでした。