中国の海洋調査船が鹿児島県奄美大島沖のEEZ(排他的経済水域)内で調査とみられる活動を行っていたことについて、林官房長官は即時に中止するよう「抗議を行った」と強調しました。

林官房長官 「海上保安庁により当該活動の中止要求を継続して行うとともに外交ルートを通じ中国政府に対し、同海域での我が国の同意を得ない海洋の科学的調査を受け入れられず、即時に中止すべき旨の抗議を行いました」

 海上保安庁の巡視船は28日午前6時ごろ、鹿児島県奄美大島の西の日本のEEZ内で中国の海洋調査船「向陽紅22」が船尾からワイヤのようなものを海中に延ばしていることを確認しました。

 中国調査船はそのまま航行を続けた後、地理的中間線の外に出たということです。

 奄美大島沖のEEZ内で中国の海洋調査船の活動が確認されたのは、おととし10月以来です。