玄関に犯人の可能性がある痕跡が残っていたことが分かりました。妊娠中のネイリストの女性が殺害された事件で新たな情報です。

■妊婦ネイリスト殺害 新事実

元警視庁刑事 吉川祐二氏 「必ずここで殺害をしなければならない、殺害をするという気持ちが表れている」

 元警視庁の吉川さんが見た殺害現場。ある“犯人像”が浮かび上がってきました。

 大みそかの夜、ネイリストで妊婦の小松本遥さん(31)が殺害された事件。

遥さんの知人 「聞いた話だとお店の内装にもこだわって熱心にやっていた」

 現場を訪れた元警視庁の吉川さんがまず指摘したのは“空き地の多さ”です。

元警視庁刑事 吉川祐二氏 「駐車場も含めて空き地が多い所というイメージ。逆に見通しがきくことで人の目に映りやすい。近くで被害者が戻ってくるのを確認できる。付近で被害者の帰宅を見ていたことも十分考えられる」

 殺害された遥さんの帰宅を待って、訪ねたケースも考えられると推察します。

元警視庁刑事 吉川祐二氏 「(被害者が)来訪者があったため開けたというイメージが強い。ある程度開けることに対してためらいのなかった人。被害者が女性であるから、訪問してきた人が女性である場合や顔見知りであるなどを考えた。もしくは業者を装った、そうでなければ今は開けない」

 また、交通手段にも注目します。車なら水戸インターチェンジは1キロほどですが、電車だと最寄りの駅は3キロ以上あります。

■犯人の痕跡?“血を踏んだ”足跡

 さらに遥さんが倒れていた玄関の壁には、血液が付着。捜査関係者によると、血液を踏んだ靴の痕が複数残されていたことも分かりました。

元警視庁刑事 吉川祐二氏 「相当な出血量がある。犯人側、容疑者側についても返り血を浴びている可能性がある。あの場所からでも徒歩で逃げることは難しい。公共交通機関を使うというよりも何らかの車で来て、返り血が付いていることも考えると車か何かで逃げたと考えられる」

 事件が起きたのは、大みそかの午後5時前から7時すぎの間。周囲はかなり薄暗くなります。

周辺住民 「いつもこの暗さです。これ(外灯)が消えるとうちの明かりくらいしかない。暗いです」

 周りが暗くとも被害者を見つけ、犯行に及び逃走したことなどから、顔見知りで周辺の地理に明るい人物の可能性も指摘します。

元警視庁刑事 吉川祐二氏 「今回全く面識がないということは非常に少ないと思う。通りすがりで女性を見つけて犯行に及んだわけではなく、何らかの接点があったと思っている。となると、そう遠くの人でもないというイメージ」 「(Q.凶器を持っていたということは周到に準備をしていた?)計画性があるかないか考えてみると計画性はあった。2種類の凶器を使っている。1つは鈍器、金づちのような物かもしれません。合わせて殺害する人を刺すための刃物を用意したことから考えると、犯人が被害者に対する思い入れは非常に強い。強い殺意を感じる、計画性も感じる」