那覇空港から羽田空港に向かう全日空の機内で乗客のモバイルバッテリーから煙が出ました。ペットボトルの水をかけて消し止め、けが人はいませんでした。

 国土交通省那覇空港事務所によりますと、9日午前11時すぎ、沖縄の那覇空港を離陸して羽田空港へ向かって飛行中の全日空994便の機内で「煙が発生した」とパイロットから管制に連絡がありました。

 全日空によりますと、発煙したのはモバイルバッテリーで、那覇空港から離陸直後に座席の下に置かれていた乗客の手荷物の中から煙が出たということです。

 隣の席の乗客が持っていたペットボトルの水をかけ、消し止められました。

 機内で煙を消し止められたことから、この便は予定通り運航し、午後1時20分ごろ、羽田空港に着陸しました。

 幼児を含む乗客345人と乗員7人の合わせて352人が乗っていましたが、けがをした人はいないということです。