国連の難民高等弁務官が日本の難民認定の制度などに触れ、経済的な移民と区別をするべきだと訴えました。
国連 難民高等弁務官 グランディ氏 「難民を巡る問題は日本で政治的にセンシティブになっている。我々が協力すればこの難問に対処できると知ってほしい」
国連のグランディ難民高等弁務官は15日、日本記者クラブで会見し、紛争や人権侵害などから逃れてくる難民と経済的理由でやってくる移民を、日本でもより厳密に区別するべきだと主張しました。
効率的なシステムを作ることで、国際法上保護すべき難民を、より迅速に認定するよう日本政府に求めています。
また、アメリカをはじめ各国が国連など人道支援に関わる財政的支援を削減していることに対し、世界の安定性が失われる可能性があると支援の継続を訴えました。