衆議院が23日に解散し、衆議院選挙の選挙戦が事実上スタートしました。

 国会の任期は衆議院が4年、参議院が6年で参議院については3年ごとに半数の選挙が行われます。

 通常は任期が終わる頃に選挙が行われますが、衆議院だけは任期の途中でも解散があり、これを決めるのが総理大臣です。

 そのため、衆議院は国民の意見が反映されやすいとされています。

 では、なぜ民意を問う解散という制度があるのか専門家に聞きました。

 地方政治や選挙に詳しい拓殖大学の河村和徳教授は、解散があるのは君主制の時代の名残りだと言います。

 河村和徳教授「王様が大臣を任命して政治をやらせていたんだけど、一方で民衆の代表の議会がある。議会の主張と王様が任命した内閣の考え方でずれが出てきて、にっちもさっちもいかなくなることが昔は多かった。王様の権限で議会を解散するというのが元々のスタートだった」

 野党側に、自己都合解散とも批判される今回の高市総理の解散。河村教授は、解散は乱発するべきではないと指摘します。

 河村和徳教授「王様の都合で解散させられていた、今回の高市さんの解散と一緒なんです。政治を進めることが大変だから、議会の構図を変えたいということ。現在は王様の代理人ではなくて主権者の国民の代理人ですから、解散総選挙は民意を問う意味はあるが、やりすぎは禁物であるということ。与えられた任期を全うすることを前提にしていかないと、中長期的な問題を考えない政治が進んでしまう」

 衆議院選挙は1月27日公示、2月8日投開票です。