宮城県の塩釜港に停泊していた海上保安庁の巡視船ざおうから重油が流出した事故で、地元では漁業者が被害を受けたワカメの廃棄作業に追われています。

 宮城海上保安部は3日、重油の流出量について当初発表の約15倍となる15キロリットル以上の可能性があると発表しました。

 事故の影響で、塩釜市では養殖のワカメやメカブなど1000トン以上の被害が見込まれていて、こちらの漁港では陸揚げや補償に向けた計量などの作業が進められていました。

 6日の陸揚げ分については今週中に廃棄されるということですが、全体の作業完了の見通しは立っていません。

 県漁協塩釜地区支所渡辺敏支所長「全国の皆さんにメカブやワカメを届けられないということはもちろん残念。陸揚げ終わってあとは養殖資材を片付けてその後に漁場の調査をやっていかないと、翌年やれるかやれないかもちょっと分からない」

 宮城海上保安部では油の除去作業が完了次第、専門家などと協議のうえ漁場の水質調査などを行うとしています。