暑さの影響で、高温障害などによる米への影響が心配されています。こうした中、暑さに強い品種にじのきらめきが注目を集めています。
栗原市金成の石川和彦さんは、暑さに強い品種にじのきらめきを作付けしています。
暑さによる高温障害にも強い品種として2018年に開発されたにじのきらめきは、全国的に栽培が増えています。
石川さんも4年前から作付けを始め、10ヘクタールで約7トンの収量を見込んでいます。
石川和彦さん「猛暑で新潟県のコシヒカリの1等米比率が1桁台になった3年前に、高温障害が1個も無かったんですよ。日本にとって救世主の品種だと思ってます」
JA新みやぎによりますと、にじのきらめきの作付面積は年々増加していて管内では540ヘクタールで栽培されています。
栗っこいわでやま統括営農センター営農支援課相馬恵太稲作担当「茎数が多く丈がしっかりしている。生産者の収穫時期も調整できるので。良い品種だなと。にじのきらめきの普及拡大を進めていきたいなと考えております」
こうした中、新たな懸念もあります。
石川和彦さん「2年ほど前に初めて大型カメムシ(クモヘリカメムシ)がこの地域で発見されました」
大型のカメムシ、クモヘリカメムシは体長16ミリほどの大型のカメムシで米の養分を吸い取る特徴があり、被害を受けた米は不稔や変色となります。
宮城県古川農業試験場の調査によりますと、クモヘリカメムシは暑さの影響で生息域が北上し2021年以降、宮城県の栗原市や大崎市などでも分布が拡大しています。
石川さんの水田でも、前年からクモヘリカメムシにも効く薬剤で対応しています。
石川和彦さん「これは非常事態ですね。薬剤でクモヘリカメムシを退治するということしか今はできない。平年並みの気温で推移していますから、高温障害は心配はしていない。この品種はいっぱい獲れるので、その部分では非常に期待しています」