熊本地震の発生から10月28日で3カ月です。宮城県で避難所に指定されている小中学校では、体育館などの空調設置率が11.5%にとどまっていますが、対策を進める自治体もあります。
南湖子記者「避難所に指定されている体育館です。災害時は600人ほどを収容できます。暑さ対策としてエアコンの代わりに大型のスポットエアコンが設置されています」
大和町では2025年、小中学校全8校の体育館に移動式のスポットエアコンを設置しました。このうち吉岡小学校の体育館にも、スポットエアコンが2台あります。
大和町教育委員会菊池康弘教育総務課長「上下左右動かすことが可能となっております。更に吹き出し口にパイプを付けまして、必要な場所に風を送ることも可能となっております」
「体育館にエアコン自体を設置しますと、多額の費用が発生します。最善の対策としてスポットエアコンで熱中症予防を検討したところでございます」
断熱性が低い体育館に備え付けの空調設備を設置するためには、壁の工事なども含めて費用は1棟当たり1億円ほどになります。
大和町教育委員会菊池康弘教育総務課長「スポットエアコンですと、1台当たり300万円でした」
費用が安く抑えられる一方で、避難所での運用には課題もあります。
大和町教育委員会菊池康弘教育総務課長「体育館全体を冷やためには、20台くらい必要になってくる。20台の電源工事でも全然電気が間に合わないので、なかなか難しい」
国は補助金交付などで2031年度までに学校の体育館への空調設備の設置率を100%とする方針ですが、地方の自治体では多額の費用が課題になっています。
大和町教育委員会菊池康弘教育総務課長「学校という場所柄、児童生徒の授業や安全を最優先にしつつ避難者の方々の熱中症対策にしっかり役立てていきたい」