「Meiji Seika ファルマ」が製造した新型コロナワクチンを「生物兵器」などと呼んで中傷したとして会社側が原口一博元総務大臣に損害賠償を求めた裁判で、東京地裁は220万円の賠償を命じました。

 訴状などによりますと、原口元総務大臣はMeiji Seika ファルマが製造した新型コロナワクチンをSNSで生物兵器としたほか、「731部隊」などと繰り返し発言しました。

 会社側はこうした発言が会社の名誉を毀損したほか、多くの迷惑電話への対応を余儀なくされ、見込まれていた利益も失われたなどとして、原口元総務大臣に対して1000万円の損害賠償を求めて裁判を起こしていました。

 29日の判決で東京地裁は、原口元総務大臣の投稿は新型コロナワクチンが危険性なものであるという否定的な印象を与え、製薬会社としての社会的評価を低下させるものであると指摘しました。

 そのうえで、投稿内容について客観的な証拠はないため真実であるとは認められず、名誉毀損が成立するとして、原口元総務大臣に220万円の賠償を命じました。

 判決についてMeiji Seika ファルマは「判決文が届き次第、内容を精査して対応を検討したい」とコメントしています。

 原口元総務大臣の弁護士は「判決文が届いておらず、現時点でコメントできない」としています。