宮城県南三陸町の志津川高校と、人気カップ焼きそばペヤングという異色のコラボレーションです。生徒らが考案した2種類の新商品が、全国で発売されます。

 このうち、7日に沖縄を除く全国で発売されたのが、南三陸特産のタコをヒントにしたペヤングたこめし風やきそばです。

 独自製法のタコ入りのすり身ボールを使い、特産のたこめしの味を再現しています。

 この商品は製造元のまるか食品と、志津川高校の文化部の一つ商業部の共同開発で誕生しました。

 無類のペヤング好きという顧問の根本先生と部員らが2021年8月、約60種類もの商品案をまるか食品に提案したのがきっかけです。

 その後、オンラインなどでイメージをすり合わせて試作を繰り返し「たこめし風」と「わさび醤油味」の2種類の商品化が決定しました。試食した生徒は。

 志津川高校商業部2年生渡辺晴南さん「誰でも食べやすい濃口醤油味ソースが効いていて、たこボールもとても柔らかくて美味しいから売れそうだと思います」

 2年生三浦航さん「ばっちりタコの味がして美味しいです」

 志津川高校商業部顧問根本博教諭「ここまで美味しい仕上がりにしてもらって、本当にうれしいです」

 また、海の街になじみ深い「わさび醤油味」は21日に発売されます。

 なお、売り上げの一部は、まるか食品の地域貢献の一環として志津川高校に寄付されるということです。