メガバンクの三井住友銀行を傘下に持つ三井住友フィナンシャルグループは、2024年度の通期決算で純利益が初めて1兆円を超えたと発表しました。

 三井住友FGが発表した2025年3月までの1年間の決算では、本業の儲けを示す業務純益が1兆7193億円(前年比+1591億円)、純利益は1兆1780億円(前年比+2150億円)でいずれも過去最高を更新しました。

 「金利のある世界」で貸出金利が上昇するなか、法人向けの融資が好調で、グループとして初めて純利益が1兆円を超えました。

 2026年3月期はアメリカの関税リスクを1000億円程度織り込んだうえで、1兆3000億円の純利益を目標とします。

 これまでに発表された大手銀行グループの決算では、三井住友信託銀行を傘下に持つ三井住友トラストグループも純利益が過去最高を更新したほか、りそなホールディングスも増収増益でした。