物価高による消費者の節約志向を背景に大手スーパーがプライベートブランド商品の拡充や増量を発表しました。

 イトーヨーカ堂はプライベートブランドに調味料など19の商品を追加するほか、冷凍ブロッコリーや冷凍ほうれん草など9品目の価格を据え置き、内容量を増やす「実質値下げ」を数量限定で行います。

 プライベートブランドはメーカーとの直接取引で小売店が仕入れコストを下げられることなどから、割安な価格で販売され、イトーヨーカ堂では2024年度の売り上げが前の年度のおよそ2倍に伸びました。

 今年の下半期も食品などの値上げが相次ぐとみられることから、大手スーパーなど流通各社はプライベートブランド商品の拡充に力を入れています。