イタリアのピザ店の店主が、無銭飲食した女性観光客2人の滞在先をSNSで呼び掛けた情報提供を元に特定。翌日、宿泊先に直接赴いて寝ていた2人を起こし、代金を支払わせました。
イタリアのアドリア海に面した街、チビタノーバ・マルケにあるピザ店に19日、フランス人の女性観光客2人(30代)が訪れ、ピザ2枚とカクテル数杯を注文しました。
2人は食事を終えると、代金の44ユーロ=約7500円を支払わないまま店を立ち去りました。
ピザ店の女性店主(52)は、防犯カメラの画像をSNSに投稿して情報提供を募り、他の飲食店の協力で無銭飲食をした2人の滞在先を突き止めました。
そして翌朝、宿泊先のアパートに直接赴くと、ドアをノックして女性客2人を起こし、防犯カメラの画像を見せて、改めて代金44ユーロを請求しました。
2人は謝罪はしなかったものの、抵抗せず1日遅れで44ユーロを支払ったということです。
女性店主は地元メディアに対して「金額というより、行為の問題です。私たちは一生懸命働いています。客が代金を払わずに帰るのは、私たちの仕事に対する侮辱です」と話しました。