ポーランドで「自国第一」を掲げる大統領が隣国ウクライナからの避難民支援を拒否する姿勢を示し、波紋が広がっています。
ポーランドのナブロツキ大統領は25日、議会が可決したウクライナからの避難民の支援を延長する法案に拒否権を行使しました。
法案には避難民世帯の子どもへの手当支給や、ポーランドが負担しウクライナが戦地で使う衛星通信サービス「スターリンク」の利用料金も含まれ、ウクライナ支援を進めるトゥスク首相や政府内から反発の声が上がっています。
大統領は今月6日に就任したばかりですが、ポーランド国内でのウクライナ民族主義の活動禁止や不法移民への厳罰化の方針なども示していて、早くも政府や隣国ウクライナとの対立姿勢を見せています。