山梨県富士吉田市で富士山に秋の訪れを告げる日本三奇祭に数えられる「吉田の火祭り」が行われました。

 吉田の火祭りは富士山が噴火しないように祈願し、登山者が安全に登山できていることへの感謝の意味を込めて、450年以上の歴史を持つ祭りで、毎年8月26日と27日に行われます。

 富士山を望む通りには、高さおよそ3メートルのたけのこ形に結い上げられた大きなたいまつが110本準備され、次々に火がともされると暗闇に一本の炎の道が浮かび上がりました。

 訪れた多くの人たちは、炎が夜空を焦がす幻想的な光景に見入っていました。

 このお祭りが終わると、富士山の麓には一足早く秋が訪れるということです。