サントリーホールディングスは、新浪剛史会長(66)が1日付けで辞任したと発表しました。個人的に購入したサプリメントを巡り、警察から捜査を受けていました。
サントリーホールディングスによりますと、新浪氏は購入したサプリメントに関して、警察の捜査を受けたということです。
会社側は、サプリに関する認識を欠いた行為は会長の要職に堪えないと判断し、新浪氏からの辞任の申し出を受理しました。
一方、捜査関係者などによりますと、福岡県警は先月22日、大麻由来の成分が含まれた製品をアメリカから輸入したとして、麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いで新浪氏の都内の自宅を家宅捜索したということです。
自宅から製品は見つからなかったほか、簡易の尿検査では陰性で、新浪氏は任意の聴取に対し、「薬物のようなものが送られてきた認識もあまり定かではない」などと容疑を認めない趣旨の説明をしたということです。
7月に福岡県警や税関が別の違法薬物に関する事件で逮捕された男を調べていた過程で、新浪氏の名前が浮上したとしています。